
室内でGoProで動画を撮影中に、画面がチカチカと乱れることがあります。これは蛍光灯の光が原因で、この現象を『フリッカー』といいます。
蛍光灯の光は人間の目では気にならないほど速い速度で点滅をしていて、東日本では1秒間に100回(50Hz)、西日本では1秒間に120回(60Hz)にもなります。GoProのフレームレート “FPS” によってはこの点滅の一瞬を切り取ってしまうため、画面がチカチカと乱れることがあります。
“FPS”を点滅のタイミングに合わせる。
対策としては、FPSを点滅のタイミングに合わせてあげることで防ぐことができます。東日本の場合1秒間に100回点滅しているので、FPSを1/100秒(もしくは1/50秒)に設定します。西日本では1秒間に120回点滅しているので、1/120秒(もしくは1/60秒)に設定します。
GoProで撮影する場合、ビデオ出力形式を「PAL」または「NTCS」を選択することで、FPSをそれぞれ1/100秒もしくは1/120秒に変更できるようになります。
GoPro「ビデオ出力形式」の変更方法。








『フリッカー』対策として、ビデオ出力形式を変更する。
- 東日本では「PAL」を選択して、FPSを1/100秒もしくは1/50秒に設定する。
- 西日本では「NTCS」を選択して、FPSを1/120秒もしくは1/60秒に設定する。
撮影段階でフリッカー対策をしておくことで、ポストプロダクションでの作業がスムーズに進められるはずです。